2018-04-21

Solo Exhibition 'My Little Town'



表参道のOPAギャラリーにて開催しておりました、
秋永 悠 個展「ちいさなまち」、18日に無事、終了いたしました。

たくさんお伝えしたいことがあるのですが、
まずは何より、個展に足を運んでくださったみなさま。
本当に、ありがとうございました!

そして今回の個展を後押しして見守ってくださった、
OPAギャラリーの藤波さまと、スタッフのみなさまにも、
心からお礼を申し上げたいです。























今回のテーマは、この個展が決まる1年前よりもっと以前から、
頭の中にぼんやりと浮かんでいたのですが、
資料を集めたり、町の地図を作成したり、
キャラクターの設定や背景などを考えていくうちに、
遠くから望遠鏡で眺めていた小さな町に次第にピントが合わさり、
不思議な住民たちが生き生きと暮らす様子が、頭に浮かんできました。


























今回の作品で一番大切にしたかった要素が「小さな発見」で、
子どもに絵本などを見せると、細かい部分を本当によく見ていて、
そこに描かれている世界からたくさんの宝物を見つけ出そうと、
飽くなき好奇心で隅々まで目を配るのですが、
そういうちょっとした小さな発見を絵の中に散りばめて、
観る人がそれぞれの楽しみ方が出来たり、
何度観ても新たな発見ができるような作品が作れたら、
という思いが、今回の制作の主軸にありました。


観にきていただいた方々の反応もそれぞれで、
「クロネコサカナ屋とシロネコケーキ屋がカップルかと思ったら、
最後に事実を知り、予想を裏切られた」とか…























(お相手は図書館員のタマさんでした…!)



「ドラキュラは昼間は、サングラスをかけた方が良いのでは?」























(たしかに!気をつけるよう、伝えておきます。)

などなど、大人のみなさまも、すごく細かいところまで観てくださって、
わたくし自身がみなさまの反応に、とっても楽しませていただきました。




土日は子どものみなさまも、たくさん観にきてくれました。
じっくり見入ってくれる子もいれば、
遊びまわってまったく観てくれない子もいて、
それぞれが気ままに動き回っている様は、
まるで「ちいさなまち」の住民たちのようでした。



今回本当にたくさんの方が、SNSやブログなどを通して
この個展を告知してくださって、リツイートを目にして
ふらりと立ち寄ってみた、という方も結構いて、
みなさまのご協力に、心から感謝です!

そしてSNSのみでつながっていた方と直接お会い出来たのも、
この個展で得られたよろこびの一つでした。
想像通りの方もいれば、意外な方もいて、
(女性だと思い込んでいたら、男性だったり…!)
30年ぶりの再会や、予想外の出会いもあり、
自分の知らないところで作品を見てくださっている方や、
応援してくださっている方がたくさんいるという事実を、
身をもって知ることができました。


















お恥ずかしながら、吉竹祐子さんに撮影していただきました。
(祐子さんは「くりひょうたん」というブランド名で、
とってもかわいい布小物を作っています。)

微笑というのが上手くできないので、顔が若干引きつっております。



今年はグループ展があと2本決まっているので、
また改めて、告知をさせていただきます。
「ちいさなまち」の、番外編のような作品になる予定です。

「ちいさなまち」の入り口はどこ?と、
何人かの方に聞かれたのですが、
入り口はきっと、想像力の中にあるのだと思います。
想像力さえあれば「ちいさなまち」にも、それ以外の、
砂漠でもジャングルでも宇宙でも、
どこへでも行くことができると、信じています。

想像力の入り口から「ちいさなまち」に、
いつでもあそびにきてください。


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